無断転載、無断転用を固く禁じます
・タオバオとは
◎ タオバオって何?
タオバオとは中国で最大かつアジア最大のオンラインショッピングモールです。そこでの取扱い高は、1日(2012年11月11日)で最大151億元(約2300億円),2013年11月11日には362億元(約5800億円)を記録するなど、その規模は日本の楽天サイトの取扱い高の半年分の取引額を1日だけで迫るものとなっています。 2012年10月現在タオバオ社が公表している情報によると、タオバオの登録ユーザー数は5億人を超え、毎日8億商品以上のアイテムがオンライン上に出品されています。また2013年度は常時利用しているユーザー数は約2.5億人、一人当たりの平均購入数は50件となっていました。
◎タオバオの発展 タオバオは2003年5月にアリババ社創業者の馬雲氏(ジャック・マー)によって立ち上げられました。当初は日本のヤフーオークションのように個人が自由に売買できるようなC2C取引が主体のオンラインショッピングサイトでした。 2008年4月には、日本の楽天サイトのように主に企業や会社法人が出店するB2Cショップモール「淘宝商城」(タオバオ商城・現在の天猫モール)が始まりました。 日本のユニクロ、アメリカのGAPなど多くの外資系企業、また多数の中国の大手・中小企業が参入出店することに伴い、このB2Cサイトであるタオバオ商城は飛躍的に発展することになります。
◎タオバオには二つの主体があります
@個人が出店し売買できるC2Cサイトとしての役割
A企業や会社法人が出店しているB2C「タオバオ商城・現在の天猫モール」 B2Cサイト「タオバオ商城」は発展するに従いそのブランド力を高め、愛着のあるサイトとして浸透させるためにドメイン名を「Tall.com」に変更し、さらに2012年1月からは正式にその名称も「天猫」に改名しました。 すべてのユーザーはタオバオにおいては、個人が出店・売買できるC2Cサイトと、主に企業や会社法人が出店するB2C「天猫」モールを利用することができます。
・「天猫」モールのlogoと独自ドメイン名↓
◎現在タオバオユーザーが利用できる中国オンラインショップのネットワーク 2012月9月に、タオバオが所属する中国最大の電子商取引のアリババグループは、傘下の事業群である「タオバオ」、「一淘網 ※」、「中国アリババ ※」の各サイトを1つの共通IDで利用できるようになったことを発表しました。 これによりタオバオでは個人が出店するC2Cショップ、企業や会社法人が出店するショップ群「天猫」モール以外に、「一淘網 ※」、「中国アリババ ※」の3大サイトにおいて、それぞれの機能を利用したり、商品の仕入れ・購入販売をしたりすることが共用できるようになりました。
※ 参考
・「中国アリババ」とは、(http://1688.com/)中国、そして世界最大級の仕入れ卸売サイトで、商材や商品の元材料、部品、OEMや小ロット取引、企業やメーカー、問屋などと直接取り引きができるサイト(B2B)です。タオバオのショップ販売店にとっても最大の仕入れ先ECマーケットとなっています。 ・「一淘網」とは、2010年10月からはじまった、アリババ社が運営するオンラインショップの商品価格比較ができる新サービスサイトです。「一淘」(etao.com)はタオバオサイト内にある同じような種類や商品の価格の比較ができるようになっていたり、またタオバオ以外にも中国版アマゾンなど約600サイトにのぼるオンラインショッピングモールや、約20万社(中国のIT企業大手・Lenovo社等)に及ぶ、各企業が運営する公式ショップサイトにある商品に対しても、価格比較のサービスが適用されるようになっているのが大きな特徴です。
この続き(タオバオマニュアル完全版)はオークファン会員になれば見ることができます。
会員登録はこちらから(登録後マイページ左側下部からダウンロードできます)